マンモグラフィ検査は「痛い」と感じる女性がとても多く、受診することに対して不安や憂鬱を感じるという声が多い検査です。
マンモグラフィがなぜ痛いのか・ツラいと感じる検査で痛みを軽減する4つのコツ・豊胸をしていてもマンモグラフィを受けられるのか？などをご紹介します。

▶ マンモグラフィが痛いと感じる理由／月経周期が一因
▶ マンモグラフィはどれくらい痛い？経験者の声
▶ 【4つのコツ】マンモグラフィの痛みを軽減する方法！
▶ 痛くても受けるべき？マンモグラフィの重要性／見逃しを防ぐには？
▶ 豊胸していてもマンモグラフィを受けられる？
▶ クレアージュ東京のマンモグラフィ検査

マンモグラフィが痛いと感じる理由／月経周期が一因

マンモグラフィは、乳房を専用のプレートで挟んで平らにして、X線撮影（レントゲン）を行う検査です。初期段階のしこりや、微細な石灰化の発見を得意としており「乳がん」の早期発見に非常に有用です。

▷「乳がん」について症状など詳しくはこちら

マンモグラフィの痛みには個人差がある

乳腺組織を薄く均一に広げることで、小さな病変を見逃さないという検査のため、乳房を薄く押し広げる「圧迫」の手順が必要となります。この圧迫時に痛みや不快感を伴うことがあります。

痛みの感じ方には個人差があり、乳房のサイズ・乳腺の密度・痛みに対する感受性など様々です。まったく痛くないという方も居れば、激しい痛みを訴える方も居て、痛みや不快感の個人差が激しい検査と言えます。

マンモグラフィが痛い一因は月経周期

特に、月経周期は痛みに影響を及ぼす一因と言えます。月経前・月経中はホルモンの影響から乳房が張りやすく、その影響で圧迫時の痛みが強くなる傾向があるからです。

マンモグラフィはどれくらい痛い？経験者の声

ではマンモグラフィの検査は実際どのくらいの痛みなのでしょうか？

我慢できる程度の痛みが約6割！？

当院では「乳がん検診」に関するアンケート調査を全国30～60代の女性250名に実施し、
「マンモグラフィで痛みを感じたことのある女性」の声を集めました。

※ 2025年 クレアージュ東京 レディースドッククリニック　ピンクリボン月間「乳がん検診」に関する調査リリースより

実際、約6割は 「我慢できる程度の痛み」と回答していて、痛みは感じるが検査は受けられるという意見が多い結果となりました。
マンモグラフィは「痛そう」というイメージが先行しますが、多くの方が我慢できる程度の痛みで検査を完了している事を知れば、少しは安心して検査に臨めるのではないでしょうか。

マンモグラフィで痛みを感じやすい人の特徴

一方、強い痛みを感じたという声もありました。胸の大きさが痛みに関連していると思われがちですが、一概には言えません。

月経前で乳房が張っている時期は痛みが強くなりがちですが、他にも、やせ型など肋骨周辺が骨ばっている体型・胸周りの骨が変形している場合（ろう斗胸 など）・乳腺密度が高い方（デンスブレスト）の場合は、痛みを感じやすいという傾向があります。

▷ 高濃度乳腺（デンスブレスト）とは？

【4つのコツ】マンモグラフィの痛みを軽減する方法！

マンモグラフィ検査の痛みは、工夫することで多少軽減することができます。検査を少しでも楽に受けるため、4つのコツをご紹介します。

① 月経前・月経中はマンモグラフィの受診を避ける

月経前・月経中は、ホルモンの影響で乳房が張りやすく、圧迫時に痛みを感じやすくなります。月経が終わってから1週間程度の時期は乳房が比較的柔らかいため、まずは受診時期の調整を試してみましょう。

② 検査時のリラックスが重要

不安を感じ緊張すると身体に力が入り、普段より痛みを強く感じてしまうというケースがあります。呼吸が乱れたり、不用意に声を出すと画像がブレて撮り直しになることも…リラックスしてマンモグラフィを受診するためのポイントは下記になります。

• 肩や腕の力を抜く
• 自然な呼吸を心がける
• 適切な体勢を保つ

乳房をしっかりと台に乗せることで、均等に圧迫が分散されます。自己判断で体勢を変えたりせずに、技師の指示に従うことで不要な緊張を避けることができます。

③ 検査技師への事前相談

検査の際、一人一人に合わせた指示を行う検査技師に、痛みへの不安や、今までの経験などを伝えることも不安の軽減につながります。検査の進め方を調節してくれる場合もありますし、不安をため込まないことでリラックスすることもできます。
下記のようなポイントは遠慮せずに伝えましょう！

• 痛みへの弱さ（倒れたことがある・気分が悪くなる など）
• あまり触って欲しくないところがある
  ※ 技師が胸元に触れる検査ですが調節することは可能です。
• 検査室の照明を暗く、または明るくしたい　など　
  ※ 当院では検査室の照明調整が可能です。

④ 安心できる検査環境を選ぶ

マンモグラフィに限らず、女性にとって検査環境は非常に重要です。
女性専用の健診施設を選ぶ、乳腺専門医が所属している施設を選ぶなど、女性が安心して検査できる環境選びが不安解消に繋がります。

痛くても受けるべき？マンモグラフィの重要性／見逃しを防ぐには？

マンモグラフィは痛みを伴うことがありますが、それでも乳がんの早期発見における重要な役割がある検査です。
マンモグラフィの最大の強みは、触診では発見できない小さな病変や、がんの初期サインである石灰化を発見できることで、早期発見により、乳がんの治療成績は大きく向上します。

乳がん検診において、マンモグラフィは石灰化の検出に優れていますが、乳腺密度の高い方は見えにくい場合があり、乳房超音波検査を併用することで見落としのリスクを大幅に減らすことができます。特に若い方や乳腺密度が高い方には、併用検査がお勧めです。

▷ マンモグラフィと乳房超音波（エコー）検査の違いについて

定期検査に加えて、月に1回のセルフチェックも大切です。普段から自分の乳房の変化を気にかけ、異変がある場合はすぐに医療機関を受診しましょう。

▷ 乳がんセルフチェックのやり方

豊胸していてもマンモグラフィを受けられる？

豊胸手術を受けた方が乳房の検査を受けられるかどうかは、近年多くご質問をいただくポイントです。
豊胸手術をされている方も、健康診断や人間ドックは受診できます。ただし、検査内容によっては結果に影響が出たり、受けられない場合があります。

乳房の検査に関しては、ヒアルロン酸注入や脂肪注入の場合は、マンモグラフィや乳房超音波検査の精度が落ちる可能性があります。
豊胸バッグ挿入術の場合は、安全性の観点からマンモグラフィ検査は不可とされています。

豊胸術の術式を事前に医療機関へ伝え、適切な検査方法を相談しましょう。

クレアージュ東京のマンモグラフィ検査について

痛みへの不安はありますが、女性の健康を守るためには、マンモグラフィ検査を習慣にしましょう。
女性専用のクレアージュ東京では、女性が安心して検査を受けられる環境をご用意しております。

クレアージュ東京のマンモグラフィ検査機器「Pe・ru・ru」のご紹介

クレアージュ東京では、キヤノンメディカル製「Pe・ru・ru」を導入しています。

【 「Pe・ru・ru」の特徴 】
✓ 女性スタッフが開発の中心となった装置
✓ 受診者の負担に配慮した設計
✓ ラウンドフォルムの柔らかいデザイン
✓ 体に触れる部分にも配慮した素材を使用

3Dマンモグラフィ（トモシンセシス）の撮影も可能なので、女性にとってより精度の高い乳房検査が可能です。
▷ ３Ｄマンモグラフィ（トモシンセシス）とは？

マンモグラフィ検査が含まれる「レディースドックプラン」

■ レディースドック ライト

はじめて人間ドックを受ける方向け
対象年代：20代・30代

■ レディースドック ベーシック

婦人科や乳がん検診など女性に必要な検査を受けたい方向け
対象年代：30代以上

■ レディースドック プレミアム

基本的な人間ドックプランに加え、年齢変化も気になる方向け
対象年代：30代以上

■ トータルチェックドック

現在のお身体の状態や、女性の不調の原因となりうる症状なども気になる方向け
対象年代：40代以上

子宮・卵巣、大腸、乳房に特化した検査「YOU健診」

女性特有の疾患を総合的にチェックすることができる検査プランです。

■20代向けの「YOU健診」を詳しくみる 　
■30代向けの「YOU健診」を詳しくみる　
■40代以上向けの「YOU健診」を詳しくみる

YOU健診単品プラン「乳がん検診」

YOU健診単品プランとして、2種類の乳がん検診もご用意しております。

・乳がん検診A（乳房超音波）
・乳がん検診B（乳房超音波＋マンモグラフィ）

■「乳がん検診」単品プランを詳しくみる

【女性のための人間ドック】クレアージュ東京 レディースドッククリニック

当院では、医師・スタッフすべて女性による検査を行っております。
初めての人間ドック・婦人科検診で不安のあるかたも、お気軽にご相談・お問合せください。