- クレアージュ東京レディースドッククリニックTOP
- 女性健康コラムTOP
- 【年代別】女性の生活習慣病リスクと必要な検査項目|20代〜60代以上の体の変化
【年代別】女性の生活習慣病リスクと必要な検査項目|20代〜60代以上の体の変化
- 女性特有の病気、症状
- 疾患や検査について
年代によって変化する女性の体の特徴と、健康診断・人間ドックで注目すべき必要な検査項目についてご紹介します。
届いた検査結果を確認する時や、オプション検査の追加で迷った時は、年代ごと(20代~60代以上)に訪れる生活習慣病リスクに合わせて、健康管理の方針を組み立てることが大切です。
※ ご自身の年代をご選択ください。
▶ 女性は生活習慣病に気づきにくい・ポイントは女性ホルモン
▶ 【20代女性 向け】生活習慣病リスク・必要な検査項目
▶ 【30代女性 向け】生活習慣病リスク・必要な検査項目
▶ 【40代女性 向け】生活習慣病リスク・必要な検査項目
▶ 【50代女性 向け】生活習慣病リスク・必要な検査項目
▶ 【60代以上女性 向け】生活習慣病リスク・必要な検査項目
女性は「生活習慣病」に気づきにくい・ポイントは女性ホルモン
若いときには不摂生な生活をしていても、血圧や血糖値などの検査数値に異常が現れにくいです。しかし女性は更年期から閉経にかけて、エストロゲンが減少してくると、それまで隠れていた体質が徐々に表面化します。
コレステロール値や血圧が上昇傾向となり、高血圧や脂質異常症と診断されるケースも珍しくありません。閉経前から食生活や運動習慣を整えて、定期的な健康診断・人間ドックで自分の体の変化を把握しておきましょう。
40代・50代が分岐点・更年期症状との混同
40代・50代は女性ホルモンが減少し更年期(閉経前後5年、合計約10年間の時期)を迎えます。この時期は、動悸やめまい、倦怠感などの症状を「更年期だから」と自己判断して放置する女性が多い傾向にあります。定期的な全身の検査が、このような放置を防ぎます。
20代・30代に多い妊娠中の病気が今後の健康にかかわる
妊娠・出産時に、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病になると、将来の生活習慣病リスクを高めることになります。妊娠糖尿病の経験者は、※ 将来糖尿病になるリスクが7.43倍高くなるという報告もあります。出産後は、定期的な検査と生活習慣の見直しがとても重要です。
(※ 日本糖尿病・妊娠学会 糖尿病と妊娠に関するQ&A 引用)

【20代女性 向け】生活習慣病リスク・必要な検査項目
20代女性の体の特徴|体の基礎データ収集・月経異常は見逃さないで
20代女性は女性ホルモンが安定していて、生活習慣病リスクは低いとされる時期です。この時期に自分の体の基礎データを把握し、健康的な生活習慣を確立することが将来の土台となります。
【20代は要注意】月経異常・PMS
20代は生活習慣病リスクは低いものの、ストレス、睡眠不足、急激な体重減少、不規則な生活リズムがホルモンバランスを乱し、月経不順や無月経、PMSの悪化を引き起こすケースが多くみられます。特に極端なダイエットは月経異常に繋がるだけでなく、将来の妊娠や骨粗しょう症にも影響を及ぼす可能性があります。
20代女性 生活習慣病リスク
20代女性は生活習慣病に無縁と思われがちですが、近年は若年層でも注意が必要です。
- 代謝異常(糖尿病・脂質異常症):運動不足や偏った食生活、夜型生活による食事時間の乱れ、肥満は代謝異常に繋がります。若い世代でも、肥満を背景とする糖代謝の異常・コレステロール値や中性脂肪値の異常に注意しなくてはいけません。
- 鉄欠乏性貧血:月経による出血に加え、ダイエットや偏食による鉄分摂取不足が主な要因となります。疲労感、めまい、集中力低下などの症状が現れます。※若い女性の約5人に1人が貧血状態にあるとされ、定期的な検査と適切な栄養摂取が進行を防ぎます。
(※厚生労働省平成21年国民健康・栄養調査 引用)
20代女性 必要な検査項目
20代女性が、健康診断・人間ドックで注目すべき検査項目はこちらです。基本の項目にオプション検査を追加するなど、先を見据えた健康管理を意識することが大切です。
- 貧血検査(血液検査):赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリットの値が基準より低いと貧血状態となります。
- BMI:通常BMI18.5~25が適正範囲です。低くても高くても注意が必要です。
- 脂質検査:コレステロール・中性脂肪の値は脂質異常症の早期発見につながります。
- 婦人科検診:貧血の原因が実は子宮の病気だったというケースは多いです。経腟超音波では月経の異常を引き起こす子宮筋腫や子宮内膜症などがわかり、子宮頚部細胞診では子宮頸がんがわかります。婦人科の検査はそれぞれ役割が違うので併用した検査が重要です。
20代で身につけた生活習慣は30代以降も続きます。この時期からバランスの良い食事、適度な運動や質の良い睡眠を習慣化して、適正体重も維持しましょう。検査で体の状態を知っておくことが、生涯の健康を守るカギとなります。
20代女性 おすすめ検査プラン
クレアージュ東京レディースドッククリニックが20代の女性におすすめする検査プランです。
| ■ レディースドック ライト | はじめて人間ドックを受ける方におすすめのプラン |
おすすめのレディースドックプランに、オプションを追加することで更に正確な診断ができます。
▷ オプション一覧・追加詳細はこちら
その他のおすすめプラン
| ■ 20代にオススメのYOU健診 | 20代に受けて欲しい、子宮・卵巣、大腸、乳房に特化した検査 |
| ■ プレコンドック | 将来の妊娠に影響を与える症状、疾患の有無について調べたい方向けのプラン |
7つの設問に答えるだけで、ご自身に必要なおすすめの検査とオプション情報を把握することができます。

【30代女性 向け】生活習慣病リスク・必要な検査項目
30代女性の体の特徴|体質変化が現れる・妊娠/出産の影響も
30代女性は基礎代謝が低下しはじめ、ホルモン変動などで体質変化が現れ始める年代です。妊娠・出産を経験する女性も多く、仕事・育児によるストレスもあり、婦人科疾患の悪化もみられます。特に30代後半は、健康診断でこれまで正常だった数値に変化が出始めることも珍しくありません。
30代女性 生活習慣病リスク
30代女性は生活習慣病の“入り口”に立つ年代です。
- 脂質異常症:基礎代謝の低下や運動不足により、LDLコレステロールや中性脂肪が上昇しやすくなります。出産を経験することで体重増加に悩む女性も多く、仕事や家庭の両立による食生活の乱れも肥満の要因となります。
- 糖尿病・妊娠糖尿病: 運動不足やカロリーの多い食事、や肥満が血糖値を上昇させ、糖尿病へつながります。また、妊娠糖尿病を経験した女性は、産後の糖尿病への移行リスクが非常に高まります。
- 鉄欠乏性貧血・PMSの悪化:月経による出血・人によっては妊娠・出産による鉄の消耗などで貧血が悪化しやすくなります。またストレスや疲労の蓄積により、PMSの症状が20代より重くなる傾向があります。 30代後半からエストロゲン(女性ホルモン)の減少も始まります。
30代女性 必要な検査項目
30代女性が、健康診断・人間ドックで注目すべき検査項目はこちらです。基本の検査だけでは女性特有の疾患を見逃すこともある年代なので、オプション追加などで健康管理の視野を広げる時期になります。
- 血糖値:空腹時血糖値とHbA1cが正常な範囲なのか定期的にチェックして、糖尿病リスクを判断します。
- 脂質検査: LDL/HDL/中性脂肪を測定し、動脈硬化のリスクを判断します。
- 甲状腺検査:体重変化、動悸、疲労感などがある場合は甲状腺の異常も注意しましょう。血液検査(TSH、FT3、FT4)・超音波検査で甲状腺機能の異常がわかります。
- 各種がん検診:30代はがんリスクも見逃せません。30代 後半は乳がんリスクが上昇するので、定期的な乳がん検診が重要です。また、30代は子宮頸がんの原因であるHPV検査も推奨される年代です。婦人科検診の項目(子宮頚部細胞診・経腟エコー)は、それぞれ役割が違う検査なので、組み合わせることで子宮頸がんや婦人科疾患の早期発見が可能です。
30代の女性ホルモンはまだ安定していますが、妊娠・出産を経験した女性は体への負担がより加わります。この時期の生活習慣が、それ以降の健康を左右するため早めの対策が重要です。
30代女性 おすすめ検査プラン
クレアージュ東京レディースドッククリニックが30代の女性におすすめする検査プランです。
| ■ レディースドック ベーシック | 婦人科や乳がん検診など女性に必要な検査を受けたい方向けの人間ドック基本プラン |
| ■ レディースドック プレミアム | 基本的な人間ドックプランに加え、年齢変化も気になる女性のための人間ドックプラン |
おすすめのレディースドックプランに、オプションを追加することで更に正確な診断ができます。
▷ オプション一覧・追加詳細はこちら
その他のおすすめプラン
| ■ 30代にオススメのYOU健診 | 30代に受けて欲しい、子宮・卵巣、大腸、乳房に特化した検査 |
| ■ プレコンドック | 将来の妊娠に影響を与える症状、疾患の有無について調べたい方向けのプラン |
7つの設問に答えるだけで、ご自身に必要なおすすめの検査とオプション情報を把握することができます。

【40代女性 向け】生活習慣病リスク・必要な検査項目
40代女性の体の特徴|ホルモンバランスの大変動・健康診断で初めての異常値も
40代女性は、生活習慣病の発症率が一気に高まる年代です。健康診断・人間ドックで初めて異常値を指摘される女性が急増します。
全ての女性にとってホルモンバランスが大きく変化する「更年期(閉経前後の10年間の時期)」が訪れ、プレ更年期から更年期へ移行する転換期です。仕事や家庭などのストレスも相まって、心と体が大きく揺れ動く年代でもあり、代謝・血管・脂質・血糖など体内のコントロール機能が大きく変わり始めるので、女性の健康を考えるうえで非常に肝となる年代です。
40代女性 生活習慣病リスク
40代女性は今までの蓄積により生活習慣病が発症しやすい時期です。また、更年期の症状と混同して不調を放置しがちな女性も多くリスクが非常に高まります。
- 脂質異常症:女性ホルモンのエストロゲン減少により、LDLコレステロールが上昇します。40代前半まで正常値だった人も、閉経に向かう更年期に入ると数値が悪化し、脂質異常から動脈硬化のリスクも高まります。
- 高血圧:年齢とともに血圧が上昇しやすくなります。ストレスや塩分過多、睡眠不足も影響します。
- 糖尿病:内臓脂肪の増加とインスリン抵抗性の上昇により、血糖値が高くなりやすい時期です。妊娠糖尿病の既往がある方や肥満傾向の方は、40代で糖尿病を発症するリスクが特に高まります。
- 肥満・メタボリックシンドローム:基礎代謝の低下と内臓脂肪の蓄積が進み、腹囲が増加しやすくなります。腹囲90cm以上に加え、高血圧・脂質異常・高血糖のうち2つ以上該当するとメタボリックシンドロームと診断されます。
- 骨粗しょう症・動脈硬化:エストロゲン減少により骨密度が急速に低下し始め、骨粗しょう症のリスクが上昇します。同時に動脈硬化のリスクも高まります。
40代女性 必要な検査項目
40代女性が、健康診断・人間ドックで注目すべき検査項目はこちらです。全身の検査が非常に重要な年代のため、検査の内容を把握し、オプション検査の追加などで、年に一度の検査内容に厚みを持たせることが大切です。
- 血糖値:空腹時血糖・HbA1cが基準値を超えると糖尿病予備群に該当します。
- 脂質検査:40代はLDLコレステロールが上昇しやすい時期です。LDL/HDL/中性脂肪は要注意項目です。
- 肝機能の検査:肝機能データ(AST、ALT、γ-GTPなど)異常は過剰な飲酒や肝臓に脂肪がたまっているサインにもなります。沈黙の臓器とも言われているので、数値を管理することが大切です。
- BMI: 基礎代謝が低下する40代は体重管理が重要です。BMI25以上で腹囲90cm以上の場合は内臓脂肪型肥満が疑われます。
- 血圧:更年期前後は血圧が上昇しやすく、健康診断だけでなく家庭での血圧測定も重要になります。
- 甲状腺検査:甲状腺異常による病気の症状(動悸、疲労感、体重変化、イライラなど)は、更年期症状と似ているため重篤な病気になる前に識別のための検査が必要です。血液検査(TSH、FT3、FT4)・超音波検査で正確な診断に繋げましょう。
- 骨密度検査: 40代後半から骨密度が急速に低下するため、40代で一度測定し、自分の骨の状態を把握することが大切です。
- 腹部エコー:超音波で臓器の大きさや形、脂肪肝の有無、腫瘍や結石の有無を確認します。特に脂肪肝は内臓脂肪蓄積のサインです。
- 各種がん検診:※ 40代の女性の4人に1人に大腸ポリープがあると言われており、大腸がんのリスクが上昇します。(※ 国立がん研究センターがん統計予測データ 引用)また、女性特有の乳がん・子宮のがんのリスクも高まるため、推奨される検査を併用して見逃しを防ぎましょう。
40代は女性の健康管理の分岐点になる年代です。動悸や不眠などの更年期症状が現れ始め、基礎代謝の低下で体重管理も難しくなってきます。これまで正常だった血圧や脂質の数値で初めての異常値が出てしまっても、生活習慣を見直すことで状態を回復させることは充分可能です。
40代女性 おすすめ検査プラン
クレアージュ東京レディースドッククリニックが40代の女性におすすめする検査プランです。
| ■ レディースドック プレミアム | 基本的な人間ドックプランに加え、年齢変化も気になる女性のための人間ドックプラン |
| ■ トータルチェックドック | 現在のお身体の状態や、女性の不調の原因となりうる症状なども気になる方向けの人間ドックプラン |
おすすめのレディースドックプランに、オプションを追加することで更に正確な診断ができます。
▷ オプション一覧・追加詳細はこちら
その他のおすすめプラン
| ■ 40代以上にオススメのYOU健診 | 40代以上に受けてほしい、子宮・卵巣、大腸、乳房に特化した検査。大腸の検査を便潜血か大腸内視鏡からお選びいただけます。 |
| ■ 更年期ドック | 更年期症状や更年期の体の変化が気になる方向けのプラン |
| ■ 消化器ドック | 女性に多い消化器の疾患や悩みに特化したプラン |
7つの設問に答えるだけで、ご自身に必要なおすすめの検査とオプション情報を把握することができます。

【50代女性 向け】生活習慣病リスク・必要な検査項目
50代女性の体の特徴|更年期・閉経後の数値急変に備える
50代は女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少する年代です。日本人女性の平均閉経年齢は約50歳で、閉経前後10年間を指す更年期には、ほてりや発汗、不眠、イライラなど心身に不調が現れる更年期症状がピークとなります。血圧、脂質、血糖値などの数値が悪化し、コレステロールの値や、心筋梗塞のリスクが高まるといわれる時期です。
50代女性 生活習慣病リスク
50代女性は生活習慣病を最も発症しやすい年代です。更年期の症状だと思い込んでいたら、実は病気が進行していたというケースがみられるので注意が必要です。
- 脂質異常症:閉経後はエストロゲンの保護作用が完全に失われ、※LDLコレステロールが閉経前より20%程度上昇すると言われています。50代では女性の脂質異常症の割合が男性を上回り、中性脂肪も上昇するため、動脈硬化も進行しやすくなります。
(※慶應義塾大学病院 KOMPAS(医療・健康情報サイト)脂質異常症 引用) - 高血圧:50代後半からは高血圧の有病率も急上昇します。更年期後は血圧が上昇しやすく、収縮期血圧が特に高くなる傾向があります。塩分過多やストレス、運動不足、肥満も影響し、脳卒中や心筋梗塞のリスクまでもが高まります。
- 糖尿病:50代は糖尿病を発症する女性も増加します。特に肥満傾向や家族歴がある方、妊娠糖尿病の既往がある方は要注意です。
- 動脈硬化:エストロゲンの低下で、血管の壁が硬く厚くなり血液の流れが悪くなることで、動脈硬化のリスクが急速に上昇します。
- 心血管疾患(心筋梗塞・狭心症): 動脈硬化の進行により、50代後半から心筋梗塞や狭心症の発症率が上昇します。
- 骨粗しょう症:※閉経後、約10年で骨密度は15%程度減少すると言われています。骨がもろくなり、転倒による骨折リスクが急激に高まります。
(※公益社団法人女性の健康とメノポーズ協会 寝たきりにならないために 知っておきたい骨粗鬆症 引用)
50代女性 必要な検査項目
50代女性が、健康診断・人間ドックで注目すべき検査項目はこちらです。様々な生活習慣病のリスクが一気に高まるので、基本の検査では見逃してしまう異常があるかもしれません。オプション検査の追加などで自分の状態をしっかり把握して対策をすることが重要です。
- 血糖値:50代は糖尿病発症率が高まる時期のため、空腹時血糖値とHbA1cの定期的な測定と数値管理を徹底しましょう。
- 脂質検査:女性の脂質異常症の割合が男性を上回る時期のため、LDL/HDL/中性脂肪の数値を測定し、動脈硬化のリスクを評価して心筋梗塞などの予防につなげましょう。
- 肝機能の検査:γ-GTPは肝臓に脂肪がたまっているかなど、肝臓の負担の指標となります。症状を感じにくい臓器のため数値での管理が重要です。更年期には数値が上がりやすいポイントなので注意しましょう。
- 血圧:50代後半から高血圧の有病率も急上昇します。家庭血圧の測定習慣は非常に重要です。
- 心電図:心血管疾患のリスクが男性と同等かそれ以上に上昇するため、不整脈、狭心症、心筋梗塞などを早期発見するためにも、心電図検査の数値は要注意です。
- 甲状腺検査:更年期症状と甲状腺機能異常の症状は非常に似ているため、鑑別のための検査が大切です。血液検査(TSH、FT3、FT4)・超音波検査が有用となります。
- 骨密度検査:骨粗しょう症が始まることの多い50代は、骨密度の検査も重要です。今後の健康寿命のためにも把握しておくことが大切です。
- 各種がん検診:50代は生活習慣病だけでなく、がんリスクも高まる年代のため、女性に多い大腸がん・乳がん・子宮のがんなど、それぞれ推奨されている検査はすべて併用することがおすすめです。特に子宮体がんのリスクが高まる年代のため、経腟超音波検査はスクリーニングに適しています。
50代は更年期症状が続く前半から心身が安定してくる後半への流れの中で、これまでエストロゲンに守られていた血管、骨、脂質代謝への保護作用が完全に失われ、様々な生活習慣病のリスクが男性を上回る勢いで高まっていきます。定期的な検査を徹底し、数値の変化を見逃さないようにしましょう。
50代女性 おすすめ検査プラン
クレアージュ東京レディースドッククリニックが50代の女性におすすめする検査プランです。
| ■ レディースドック プレミアム | 基本的な人間ドックプランに加え、年齢変化も気になる女性のための人間ドックプラン |
| ■ トータルチェックドック | 現在のお身体の状態や、女性の不調の原因となりうる症状なども気になる方向けの人間ドックプラン |
おすすめのレディースドックプランに、オプションを追加することで更に正確な診断ができます。
▷ オプション一覧・追加詳細はこちら
その他のおすすめプラン
| ■ 40代以上にオススメのYOU健診 | 40代以上に受けてほしい、子宮・卵巣、大腸、乳房に特化した検査。大腸の検査を便潜血か大腸内視鏡からお選びいただけます。 |
| ■ 更年期ドック | 更年期症状や更年期の体の変化が気になる方向けのプラン |
| ■ 消化器ドック | 女性に多い消化器の疾患や悩みに特化したプラン |
7つの設問に答えるだけで、ご自身に必要なおすすめの検査とオプション情報を把握することができます。

【60代以上女性 向け】生活習慣病リスク・必要な検査項目
60代以上女性の体の特徴|健康寿命を視野に合併症予防と疾患の早期発見を
60代以上は閉経から時間が経過し、エストロゲンの保護作用がない状態が続くため、生活習慣と定期的な検査に注意が必要な時期です。一方で、更年期を乗り越え心身が安定し、自分らしい生活を楽しむ時期でもあります。病気の早期発見と適切な管理により、健康寿命を延ばすことが最も重要な目標となります。
60代以上女性 生活習慣病リスク
60代以上は複数の疾患を同時に抱える女性が多くなるので、それぞれの病気が相互に影響し合い合併症のリスクが高まります。
- 脂質異常症:脂質異常は長引くことで動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。すでに診断されている方は薬物療法を含めた適切な管理を徹底しましょう。
- 高血圧:60代以上になると女性は高血圧に該当する方も多くなり、心臓や腎臓、脳に負担をかけ、心不全、腎不全、脳卒中のリスクも高めます。
- 糖尿病:糖尿病は網膜症、腎症、神経障害などの合併症を引き起こし、失明や透析の原因となります。血糖マネージメントと合併症の早期発見が重要です。
- 骨粗しょう症・サルコペニア(筋肉減少症):骨密度の低下が進み、骨折リスクが高くなります。特に大腿骨頸部の骨折は寝たきりの原因となり、健康寿命を大きく損ないます。同時に筋肉量も減少し、転倒リスクが高まります。骨と筋肉の両方を維持する対策が必要です。
- 認知症:生活習慣病の適切な管理が認知症予防にもつながります。脂質異常症や高血圧、糖尿病などの生活習慣病は、血管性認知症だけでなくアルツハイマー型認知症のリスク因子でもあります。
60代以上女性 必要な検査項目
- 血糖値:糖尿病の合併症予防のため、空腹時血糖値とHbA1cの定期的な測定と数値管理が重要です。
- 脂質検査:LDL/HDL/中性脂肪の数値を管理し、脂質異常が引き起こす様々な病気の予防につなげましょう。
- 腎臓機能の検査:高血圧や糖尿病は腎臓にダメージを与え、腎機能低下の原因となるので、腎機能の数値を管理することも重要です。
- 肝機能の検査:肝機能検査(AST、ALT、γ-GTPなど)は肝臓への負担を判断する指標です。沈黙の臓器と呼ばれるように症状を感じにくいので、血液検査や腹部エコー検査をすることが重要です。
- 心不全マーカー:心臓の負担を示すマーカーで、心不全の早期発見に役立ちます。
- 血圧:60代以上では血圧変動も大きくなりやすく、毎日同じ時間の家庭血圧の測定も重要になります。
- 心電図:心臓の電気的活動を記録し、心筋梗塞、狭心症、不整脈などを発見します。60代以上では年1回、必ず検査をしましょう。
- 甲状腺検査:60代以上では甲状腺機能低下症の症状を加齢によるものと見過ごしがちです。血液検査(TSH、FT3、FT4)・超音波検査を受けることで、病気との識別が可能です。
- 骨密度検査:骨の強さを測定し、骨粗しょう症の程度を評価します。60代以上では1年に1回の定期検査で骨密度の変化を把握し、骨折をしない健康寿命に繋げましょう。
- 各種がん検診:※1 乳がんは70代前半にも発症ピークの山があります。60代以上の女性も乳がんの検査とセルフチェックを習慣化することが非常に重要です。また、閉経すると女性特有の疾患やがんにならないと思われがちですが、※2 卵巣がんは60代も発症ピークの範囲に入っているので、婦人科の検査も重要です。
(※1・2 国立がん研究センターがん情報サービスに基づく)
60代以上は何かしらの異常値が見受けられる女性が多く「維持・管理・再発予防」が主眼になってきます。不調を年齢のせいと決めつけず、合併症への進行に注意しながら、自由に体を動かせる健康寿命を延ばすべく、健やかに年齢を重ねるための生活習慣づくりを心掛けましょう。
60代女性 おすすめ検査プラン
クレアージュ東京レディースドッククリニックが60代以上の女性におすすめする検査プランです。
| ■ レディースドック プレミアム | 基本的な人間ドックプランに加え、年齢変化も気になる女性のための人間ドックプラン |
| ■ トータルチェックドック | 現在のお身体の状態や、女性の不調の原因となりうる症状なども気になる方向けの人間ドックプラン |
おすすめのレディースドックプランに、オプションを追加することで更に正確な診断ができます。
▷ オプション一覧・追加詳細はこちら
その他のおすすめプラン
| ■ 40代以上にオススメのYOU健診 | 40代以上に受けてほしい、子宮・卵巣、大腸、乳房に特化した検査。大腸の検査を便潜血か大腸内視鏡からお選びいただけます。 |
| ■ 消化器ドック | 女性に多い消化器の疾患や悩みに特化したプラン |
7つの設問に答えるだけで、ご自身に必要なおすすめの検査とオプション情報を把握することができます。

関連記事
最新記事
CONTACT US
まずはお気軽にご相談ください
人間ドックご予約電話番号
電話受付時間(日曜・月曜・祝日除く)
8:30~16:00
団体・企業ご担当者さま
お問い合わせ電話番号
電話受付時間(日曜・月曜・祝日除く)
8:30~16:00
※9時~10時台はお電話が集中し、特につながりにくい時間帯となっております。
午前中はお電話が混みあうことが予想されます。
ご不便をおかけいたしますが、つながらない場合は少しお時間をあけておかけ直しくださいませ。