HPV(ヒトパピローマウイルス)とは?感染~子宮頸がんまでの過程・ワクチンや検査について - クレアージュ東京 レディースドッククリニック

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HPV(ヒトパピローマウイルス)とは?感染~子宮頸がんまでの過程・ワクチンや検査について

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HPV(ヒトパピローマウイルス)とは、人の皮膚や粘膜に感染するウイルスで、子宮頸がんの主な原因となるウイルスのことです。

子宮頸がんの原因であるHPV(ヒトパピローマウイルス)について、感染から子宮頸がんになるまでの過程、予防法であるワクチン、感染しているかわかる検査についてまで解説します。

HPV(ヒトパピローマウイルス)とは?
HPVに感染したらどうなる?子宮頸がんの原因
主な予防方法「HPVワクチン」について
「HPVワクチン」は何歳から受けられる?大人が受けても良い?
HPV感染を調べる「HPV検査」
「HPV検査」はどこで受けられる?
クレアージュ東京の「HPV検査」について

HPV(ヒトパピローマウイルス)とは?

HPV(ヒトパピローマウイルス)とは、人の皮膚や粘膜に感染するウイルスで、子宮頸がんの主な原因となるウイルスのことです。HPVには150種類以上の型があり、このうち15種類程度ががんに関係していて、発がん性HPVと呼ばれています。

このウイルスは、主に性行為で感染します。性行為の経験がある女性の80%が感染する非常にありふれたウイルスです。HPVに感染している若い女性は非常に多く、20代なら4,5人に1人が感染しているというデータもあります。

HPVに感染したらどうなる?子宮頸がんの原因

子宮頸がんの約95%は、HPVの感染が原因です。特に日本で発症する子宮頸がんの65%くらいは、HPV16型と18型が原因です。

HPVに感染しても、90%くらいは自然にウイルスが消えてしまいます。

HPVが長期間消えない持続感染の状態になると、「異形成」という前がん状態を経過して、子宮頸がんに進行することがあります。HPVに感染してから子宮頸がんになる頻度は0.1%程度で、がんになるまでには最低でも5年という長い時間がかかります。また、早期のがんと同様に、HPVの感染や異形成の状態では自覚症状は全くありません。

子宮頸がんは進行すると、不正出血やおりものの異常など、様々な症状が出るようになります。気になる症状がある方は、すぐに婦人科を受診してください。

「子宮頸がん」とは?症状・検査方法など詳しい解説はこちら

POINT

HPVに感染していても自覚症状が無い期間が長いので、HPVに感染しているかどうかは婦人科で専門の検査をしないとわかりません。また、気になる症状がある方は婦人科を受診しましょう。

主な予防方法「HPVワクチン」について

現在のところ感染してしまったHPVを治療する薬はありませんが、感染を予防するためのワクチンがあります。

一般的に「子宮頸がんワクチン」と呼ばれていますが、HPVが原因の他のがん(咽頭がん、陰茎がん、など)も予防できる「HPVワクチン」です。
HPVワクチンは、世界中の130か国以上で接種が行われています。

「HPVワクチン」は何歳から受けられる?大人が受けても良い?

ワクチンで子宮頸がんを予防するためには、性交渉開始前の接種が効果的です。
日本では小学校6年~高校1年相当の女子(12〜16歳の女性)は、公費により無料で接種を受けることができます。お子様のワクチン接種を考えている方は、詳細をお住いの市町村にお問い合わせください。

公費での摂取が受けられる年齢が過ぎると、自費での接種となります。

現在使われているワクチンは、16型と18型の感染を予防することができます。
海外や日本で行われた調査では 、HPVワクチンを接種することにより、子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんを予防する効果が報告されています。

ただし、HPVワクチンですべての発がん性HPVの感染を予防することはできません。

POINT

HPVワクチンを接種しても定期的な子宮頸がん検診は必要です。一年に一度、健康診断や人間ドックで子宮頸がん検診を受けることがおすすめです。

HPV感染を調べる「HPV検査」

近年、子宮頸がんの原因であるHPV感染を診断するHPV検査が登場しました。

いわゆる子宮頸がん検診である「子宮頸部細胞診」と同様に、子宮頸部から取った細胞を使って調べることができます。細胞診のために採取した検体の残りを利用することもできるので、内診台で細胞をとる検査1回で済ませることもできます。

20代ではHPVの感染率が高く、その多くは自然に消失することが分かっているので、一般的に30歳以上の女性がHPV検査の対象です。

また、子宮頚部細胞診で異常を認めた場合(ASC-US)精密検査にて、まずはウイルスの有無を確認するために保険適用のHPV検査を実施する場合もあります。

子宮頸がん(子宮頸部細胞診)検査・HPV検査

「HPV検査」はどこで受けられる?

子宮頸がん検診(子宮頸部細胞診)は、自治体のがん検診や、企業の健康診断の補助対象であることが多いですが、HPV検査は対象外であることがほとんどです。

そのため、検査を希望する方は、ご自身で婦人科に行きこの検査を受ける必要があるのです。

クレアージュ東京で「HPV検査」を受けてみませんか?

クレアージュ東京では、HPV検査が含まれる検査プランをご用意しています。

  • HPVの感染が心配
  • 子宮頚部細胞診しか受けていない
  • 子宮頸がんへの不安がある
  • 家族がHPVが原因のがんになった

そんな方は、当院でHPV検査を受けてみませんか?
30代以上におすすめのプランには、婦人科検診の項目としてあらかじめHPV検査が含まれております。

「HPV検査」が含まれるプラン

レディースドックプラン

レディースドック ベーシック婦人科や乳がん検診など女性に必要な検査を受けたい方向けの人間ドック基本プラン
レディースドック プレミアム基本的な人間ドックプランに加え女性の年齢変化も気になる方向け
トータルチェックドック基本的な人間ドックプランはもちろん全身くまなく調べたい方向け

YOU健診 | 子宮・卵巣、大腸、乳房に特化した検査

30代にオススメのYOU健診30代に受けてほしい女性に必要な検査が入ったプラン
40代以上にオススメのYOU健診40代以上に受けてほしい、女性に必要な検査が入ったプラン
大腸の検査を便潜血か大腸内視鏡からお選びいただけます。

プレコンドック

プレコンドック将来の妊娠に影響を与える症状、疾患の有無について調べたい方向けのプラン

「HPV検査」オプション追加について

企業の健康診断など各種検査プランにHPV検査をオプションとして追加することも可能です。

【オプション追加料金】
■ ハイリスクHPV検査:5,500円 (税込)

【オプションご予約方法】
オプション検査をご希望の方は、検査・健診ご受診の前日までにお電話にてお申し込みください。
※ご加入の健康保険組合によっては金額が異なる場合がございます。
TEL:0120-815-835
 (火~土、8:30~16:00)

【女性のための人間ドック】クレアージュ東京 レディースドッククリニック

当院では、医師・スタッフすべて女性による検査を行っております。
初めての人間ドック・婦人科検診で不安のあるかたも、お気軽にご相談・お問合せください。

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