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婦人科検診の経腟超音波(経腟エコー)検査について

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婦人科の基本的な検査「経腟超音波(経腟エコー)検査」

経腟超音波検査とは、婦人科で行う超音波検査の一つで、子宮や卵巣などを観察するための検査です。小さな異常も確認することができる、婦人科では、内診と合わせて基本的な検査の一つです。

子宮がん検診で受ける「子宮頸部細胞診」では、子宮頸がんについては調べることができますが、その他の女性に多い子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣のう腫などの、子宮・卵巣の疾患は調べることはできません。

経腟エコー検査では、子宮や卵巣の中の状態まで詳しく観察することができるため、これらの疾患を発見することができます。

婦人科では基本的な検査ですが、認知度が低く、子宮がん検診で導入していない自治体や、補助の対象でない企業も多くあります。そのため、女性自身が自ら婦人科のクリニックや、人間ドックで受診する必要があります。

どんな検査?痛みはあるの?

婦人科の内診台に座り、プローブと呼ばれる細い棒を膣の中に入れます。プローブの先から出る超音波が子宮や卵巣に反射した画像を、モニターに映して子宮や卵巣の様子を確かめます。

子宮・卵巣の位置は個人によって若干異なるため、検査中はきれいに映る位置を見つけるために、プローブを様々な方向に動かすことがありますが、1~2分もあれば終わります。ただし、病変の数などによっては、5分程かかる場合もあります。

クリニックによっては、受診者も一緒にモニターを見ながら説明してもらえるところもあります。

挿入時に違和感を感じることがありますが、基本的に痛みや出血はほとんどありません。また、放射線を使う検査ではないため被爆の心配もない検査です。プローブを挿入する際には、専用のカバーをつけるため、衛生的にも安全に受けることができます。

経腟超音波(経膣エコー)検査でわかる病気

経腟超音波検査では、子宮の大きさや、内膜の厚さ、卵巣の大きさや中の様子などをみることができるため、さまざまな子宮・卵巣の疾患を調べることができます。
また、自覚症状のない子宮や卵巣の小さな異常も鮮明に見ることができるため、疾患の早期発見にも有用です。

経腟超音波検査で見つかる代表的な疾患は以下の通りです。

・子宮がん
・卵巣がん
・子宮内膜症
・子宮筋腫
・卵巣のう腫
・子宮内膜ポリープ
         …など

様々な疾患を見つけることのできる経腟超音波(経腟エコー)検査ですが、

・子宮頸がんの前がん病変やがん細胞の有無
・子宮頸がんの原因であるHPVの感染

は調べることができません。
前がん病変やがん細胞の有無が分かるのは「子宮頸部細胞診」、HPVの感染が分かるのは「HPV検査」です。
子宮・卵巣の疾患を正確に見つけるためにも、それぞれの検査の目的の違いを理解しておくとよいでしょう。

どんな人におすすめ?

子宮・卵巣の疾患の中には、悪化するまで自覚症状のない疾患もあります。そのため、年代に関わらず、すべての女性に定期的に受けてほしい検査です。

特に、以下のような症状がある方には、先に述べたような疾患の可能性もあるため検査の受診をおすすめします。

  • 月経痛がひどい
  • 過多月経である
  • 貧血である

まとめ

経腟超音波(経膣エコー)検査は、痛みもほとんどなく数分でおわる、とても簡単な検査です。子宮・卵巣のさまざまな疾患を調べることのでき、小さな異常も見つけることができます。疾患の早期発見のためにも、自覚症状の有無にかかわらず、全ての年代の女性が毎年受診することをお勧めいたします。

当クリニックでは、子宮・卵巣の検査として、各種のレディースドックやYOU健診(子宮・卵巣、大腸、乳房の検査)で、経腟超音波(経膣エコー)検査を受診いただけます。

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