女性乳腺科

Q. どんな人が乳がんになりやすいですか?
A.

乳がんも大腸がんなどと同じで肥満による影響が大きいがん腫です。閉経後は肥満によるがんのリスクは確実に上がりますし、閉経前でもリスクを高めることが明らかになっています。
他にも、アルコールや喫煙の愛飲者、糖尿病などの持病がある方は注意が必要です。また、出産経験のない方の乳がんリスクは2倍になるとも言われており、初経が早いことや閉経が遅いことも乳がんのリスク因子となっています。

 

乳がんについて、詳しくは乳がんとは?必要な検査やセルフチェックについて解説をご覧ください。

Q. 乳がんになるとどんな症状が出ますか?
A.

症状として一番多いのは、しこりの自覚です。また、えくぼのような乳房のひきつれなどの皮膚の症状を自覚することもあります。乳管(ミルクの管)に良性のポリープやがんが発生した場合は、茶褐色の分泌物を伴うことがあります。 さらに、乳がんが進行すると、わきの下のリンパ節に転移することがあるため、わきの下のしこりや腫れを自覚することもあります。

乳がんについて、乳がんとは?必要な検査やセルフチェックについて解説をご覧ください。

Q. 授乳中に乳がん検診を受けても大丈夫ですか?
A.

乳房超音波検査は受診可能です。ただし、乳腺が発達している状態ですので、正確な診断が難しい場合がある事をご了承ください。
マンモグラフィに関しては、授乳中および断乳後6か月未満の方は、授乳期乳腺のため乳腺がかなり発達して厚く、診断が難しいため、また、圧迫時に母乳が出てしまうことを考慮して、お断りさせていただいております。
ただし、放射線による母乳への影響がある訳ではないので、母乳の量にもよりますが、診断能が低下することをご理解のうえ、マンモグラフィと超音波検査を両方受けたいなどご要望、ご相談がございましたらご連絡ください。

Q. マンモグラフィは誰でも受診できますか?
A.

以下に該当される方は、当院ではマンモグラフィ検査をご受診いただけません。検査前に必ずお申し出ください。

□現在、妊娠中の方。また、授乳中および断乳後6か月未満の方。
□豊胸手術(インプラント挿入)の方。
インプラントの破損や読影への支障など生じる恐れがあります。
□胸部周辺の手術直後の方。 (詳しくはご相談ください)
□ペースメーカー・シャント等を使用している方。

Q. マンモグラフィと乳房超音波どちらがいいのですか?
A.

より正確な診断のためには乳房超音波(エコー)とマンモグラフィの併用を推奨しております。
ただし、いずれか一つを選択する場合は、個人の乳腺の割合によって推奨される検査が異なります。どちらを受ければ良いかがわからない場合は、年齢がひとつの目安になります。
20代までは乳房超音波(エコー) 、30代以降は、マンモグラフィと乳房超音波(エコー)を交互に受けてみるというのも一つかもしれません。

Q. 3Dマンモグラフィってなんですか?
A.

通常のマンモグラフィに加え、乳房を細かくスライスした画像を同時に撮影することで、3次元的な診断が可能となる検査です。
従来のマンモグラフィでは正常な乳腺組織と重なって発見しづらかった病変も見ることができるため、乳腺の重なりが多い方(デンスブレスト)、以前に経過観察レベルの所見の指摘を受けた方におすすめです。

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