女性婦人科

Q. 不正出血があります。婦人科を受診したほうがよいでしょうか?
A.

月経期間以外の出血を不正出血といいます。
出血は鮮血の場合もありますし、褐色やピンクの場合もあります。出血の原因は診察しなければ判りませんから、自己判断はせずに、異常な出血があったら、出血が止まってからではなくすぐに婦人科の外来を受診することを強くおすすめします。
また、婦人科疾患は症状がない場合もありますので、年に一回は経腟超音波検査などを含んだ婦人科の検査を受けることをお勧めいたします。

Q. 月経痛があります。婦人科を受診すべきでしょうか?
A.

月経痛で以下のような症状がある場合、医療機関を受診しましょう。
・生理の度に、生理痛がひどくなる。
・寝込んでしまうほど生理痛がひどい。
・生理の出血量が増えた。
・不正出血がある。
・貧血である。
・尿の回数が増えた。
・生理が終わっても痛みが続く。
・吐き気や嘔吐、下痢や頭痛などの症状がある。

Q. 卵巣嚢腫と診断されました。どうしたらいいでしょうか?
A.

卵巣嚢腫はほとんどが良性ですが、捻転や破裂は激痛の原因になることがあります。また、まれに悪性化の可能性があるため、経腟超音波検査による定期的な経過観察をお勧めします。結果報告書に経過観察の期間が記載されている場合は、そちらに従って定期的な検査を受けましょう。

Q. 子宮筋腫と診断されました。どのようにしたらいいでしょうか?
A.

子宮筋腫は良性の腫瘍のため、症状がない場合は経過観察となることがありますが、症状がつらかったり、日常生活に支障をきたす場合は、担当の婦人科医に相談しましょう。大きさや症状の有無、年齢、妊娠希望の有無などを考慮して治療が必要か、どのような治療をするかを決めます。

クレアージュ東京 レディースドッククリニック婦人科外来について
https://www.creage.or.jp/outpatient/

Q. 子宮頸部細胞診とはどのような検査ですか?
A.

「子宮頸がん検診」で一般的に使われている検査です。子宮頸部を専用の器具でこすり、細胞を採取します。採取した細胞を染色して顕微鏡で観察し、異形成やがん化した細胞の有無を調べます。
子宮頸がんについては子宮頸がんの原因と検査方法はをご覧ください。

Q. HPV検査とはなんですか? 
A.

子宮頸がんの原因であるHPV感染を診断する検査です。子宮頸部を専用の器具でこすり、細胞を採取します。
20代ではHPVの感染率が高く、その多くは自然に消失することが分かっているので、一般に30歳以上の女性がHPV検査の対象です。
子宮頸がんについては子宮頸がんの原因と検査方法をご覧ください。

Q. 子宮頸がんになった場合、どんな症状がありますか?
A.

初期段階ではほとんど自覚症状がありませんが、進行すると以下のような様々な症状が出るようになります。次のような症状が気になる方は、婦人科外来を受診することをおすすめいたします。
■不正出血(月経以外のタイミングでの出血)がある
■性行為の際に出血がある
■褐色のおりものが続く
■ピンク色のおりものが続く
■大量の水のようなおりものが続く
■膿・肉汁のようなおりものがでる
■おりものに悪臭がある
■腹部・腰に鈍い痛みを感じる
■足がむくむ

Q. 経腟超音波とはどのような検査ですか?
A.

超音波を腟の中からあてて、はね返ってくる反射波を画像化して、子宮や卵巣の状態を調べる検査です。子宮・卵巣までの距離が近いので、鮮明に子宮や卵巣の状態を観察できます。検査は内診台の上で行い、痛みはほとんどありません。
受診いただくコースの中に「経腟超音波検査」が含まれていない場合、オプションとして追加することも可能です。ご予約時にお電話でお伝えいただくか、来院時に受付にてお申し付けください。

Q. なにも症状がなくても、子宮がん検診や卵巣がん検診は必要ですか?
A.

症状がない方にも年1回の受診をお勧めします。
子宮・卵巣の病気は発症初期には自覚症状がないことが多いです。定期的な検査が発見のきっかけとなります。
検診の結果に問題がなかった場合も、その後に異常や違和感を自覚されたときはお気軽に婦人科外来へご相談ください。

Q. 性交渉の経験がなくても子宮頸がん検査は必要ですか?
A.

子宮頸がんになる可能性はほぼないと思われます。しかし子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣の病気、子宮体がんなどの病気は、性交渉の経験の有無によらずリスクがあるため、婦人科で行う超音波検査はお勧めします。

Q. 婦人科の検査は痛いですか? 
A.

個人差がありますが「子宮頸部細胞診」と「経腟超音波検査」は基本的に痛みはほとんどありません。ただし、性交渉経験や出産経験の有無によって、また閉経後の場合は、痛みを感じられる方もいらっしゃいます。
子宮頸部細胞診では検査後に少量出血する場合がありますが、2、3日で止まります。初めての検査でご不安な方や、以前受けられた検査の際に痛みが強かった方は、検査前にスタッフに遠慮なくお知らせください。

Q. 婦人科検査の後に出血があった場合、どのくらいで止まりますか?
A.

婦人科検査の中に、子宮の出口の細胞を軽く擦って採取した標本を調べる細胞診という検査がございます。このため、少量の出血を認めることがありますが、長くても2~3日で止まりますので心配ありません。

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